実はわたしは20歳から一人暮らしをはじめたのですが、今の彼と出会うまで、あまり「寂しい」と思ったことはありませんでした。

でも最近、衝撃的な事実が発覚しまして。

彼と付き合って関係性が深まったり、心理学を学んだり、周りの人たちのサポートもあって、昔のことを掘り起こしたり癒やしたりしていったら、

「小さいころに寂しさをものすごく抑圧して、それを求めることも諦めた自分がいた」

ということに気がついたんですね。

そして、その諦めた自分は、一人暮らしの時の自分が寂しいと思った瞬間でさえ、思い出す(その感情を蘇らせる)のがつらすぎて、「寂しいと思ったことはない」と記憶を改ざんしていたようなんですね。

だから、正確には、寂しくなかったというより、感じると痛すぎる(ショックすぎる)感情だから抑圧して、記憶として残すのもつらすぎて抹殺することにしたために、簡単に思い出せるくらい上部の記憶には残らなかったという感じです。

今までは、「さみしいって言ったところで・・・」っていう諦めに近い言葉がずっと頭をぐるぐるしてて、自分から言うことはほとんどなかったんですけど、わたしの彼はすごく感情表現が豊かで(当社比)、「さみしい」っていうのを言葉にして伝えてくることがあるんですね。

それを聞いて衝撃だったというか、「さみしい」って言ってもいいんだというか、さみしいって感情を認めてあげていいんだって思ったというか。

たぶん、わたしが感じてる「さみしさ」を、わたしは認めるのがつらすぎて、ましてや言葉にして言うことができなかったから、それを言葉にして表現したり、ストレートに求めてくれる彼をパートナーに選んだのかもなぁと思ったり。

それで、昔のことをよくよく思い返したら、「いやこれが寂しかったってことだろ！」って記憶がちらほら出てきまして。

寂しいというのも、人によっていろいろな感覚があると思うんですけど。

わたしの場合は、たとえば生理前にお腹が痛くなったりして、布団で横になってる時に、「あぁ、今この瞬間に誰かが横でいっしょにいてくれたらなぁ」とか、「お腹をさすってくれる人がいたらなぁ」なんて思って、たまに泣いたりしてました。

あと、小学2年生くらいのころ、隣の組の先生が男の先生で（たぶん当時30代～40代前半）、なにがきっかけかは忘れたけど、その男の先生と放課後に2人だけで学校の体育館で腹筋をしたり（わたしの足を押さえて数えてもらう）、端から端まで全速で走ったり（速いねと褒めてもらう）、その先生が好きで教室に置いてた知恵の輪をいっしょにやったりしてた時期があって。

で、「先生、1組で誰が一番好きですか？」とか聞いて、「1組は全員好きだよ。僕のクラスだからね」「じゃあ2組は？」「2組ではふぁーこちゃんが一番だよ」という、今考えたら完全にアウトなやりとりをしておりました。

すでにこのとき、うちの母と父は家庭内別居中みたいな感じで、母が不機嫌になるからわたしも父と口をきくことがなかったので、たぶん男性からの愛情を確認したかったのかもしれないなぁと。

また、中学生～一人暮らし中まで、誰でもいいからメールが送られて来ないかなと思って、一日1000回くらいガラケーの「新着メール問合せ」というボタンを押してたりとか。(怖ぇよ)

運良くたまーにメールが届くと、「よっしゃー！！」ってめちゃくちゃテンション上がったりしてました(怖ぇよ)

あと、たぶん寂しすぎて、いろいろこんがらがりすぎて、布団に横になりながら手を祈るように組んで、「幽霊さん、幽霊さん、わたしでよければわたしに憑いてください。わたしの中に入ってきてください」みたいなことを心で祈ってました。

あとはオナニーね。(最近はセルフプレジャーって言うらしい！知ってました？シャレオツね)

わたしはオナニーで寂しさを紛らわせてたところがけっこうあると思います。

体の力が抜けたら眠くなるし、寝ちゃえばその間は寂しさを感じずに済むから一石二鳥的な。

小学生のころしたときなんて、知識がなさすぎて、オナニーしたあとすごいいけないことをしてしまったという感覚と、このあとどうなっちゃうんだろうと怖くなって、「え、え、なんかわたしお腹出てない？もしかして・・・妊娠？(お腹に手を当ててみる)・・・え、なんかドクドクしてる・・・ヤバイ！これたぶん赤ちゃんだ！赤ちゃんができちゃったんだ！」って本気で何週間か悩んだことがありました。

そんなこともあって、たぶんめっちゃ寂しかったと思うんですけど、それを思い出さないように、感じないように抑圧してきてて。

だから、彼と付き合って、たぶん無意識のうちに「この人なら感情を見せても大丈夫」って許可が出たんだけど、「寂しい」って気持ちを感じるのをもともと禁止してたから、どう感じて、どう対処していいかまったくわからず、しかもその感情は自分にとって痛みでしかないので、自分を守ろうとしてワーって怒りが出てきて、その怒りを彼にぶつけるみたいなことをよくしてました。

自分でも本当は彼を好きで大切にしたい気持ちがあるのに、なんでこんなにイライラするのか、怒りが出てきて止められなくなってしまうのか、不思議で仕方ありませんでした。

今は、ちょっとずつ寂しい気持ちがあったことも認めて（自覚して）これて、その伝え方も彼に学んでたりするんですが。

あ、あと不安ね。

わたしはどうやら「不安」という感情が出てきたときに、「なんとかしなきゃ」って一人で考えすぎるのか、イライラすることが多いみたいで。

でも、なにが不安なのか、どうして不安なのかは漠然としててハッキリしないことのほうが多いんですけど。

今まではただイライラするなぁとか、なんか嫌な気分だなぁとしか思ってなかったところに、最近は「ねぇなんでイライラしてるん？どういう感情からイライラするんだろ？」って自分の気持ちを確認していったら、「なんかわからないけど、不安なんじゃない？」ってことがわかって。

だから、そういうときは誰かに話を聞いてもらったり、自分が楽しめることをしたり(お笑いを見たり音楽を聞いたりおいしいものを食べたり)、あとは彼に「なんかわからないけど不安みたい」って伝えられるようになってから、彼がすべてをなんとかしてくれるわけじゃなくても、気持ちを聞いてもらった（理解してもらった）ということが安心材料になって、落ち着けるようになりました。

こうやって、自分では気づかないうちに感情って溜まってくし、無意識にも漠然と感情を感じてたりするので、イライラすることが多いとしたら、「なんでイライラするん？どういう感情からイライラするんだろ？どういう感情を我慢してるんだろ？」って何度も自分に問いかけてみるといいんじゃないかなと。

そして、本当の感情を感じるのもつらすぎて怒りとして出てきてしまったときは、「それだけ我慢してたんやもんね。わたしが禁止したんだもんね。今更なんなんだ！って怒って当然よなぁ。むしろ、遅くなってごめんね。ずっとわたしを守っててくれてありがとうね」って自分で自分に言ってあげたいなと思っています。

みなさんの自分の怒り癖はどんな感情からでしょうか？